PHANTASY STAR ONLINE 2(以下PSO2)のストーリー考察

以下の考察は一つの仮説である。
こんな可能性があれば面白いかもと言う程度に見てやってください。
なお、盛大なネタバレが含まれます。また、NPCの敬称は略している。
願わくば、貴方の抱くPSO2の世界がより楽しいものとなりますように――


考察の前提。今北産業。

ダーカーはフォトンの使用によって生まれた廃棄物である。
アークスはダーカーを直接殲滅する組織である。
発足当時の虚空機関はダーカーの消滅または減衰を研究する組織である。


ダーカーはフォトンの使用によって生まれた廃棄物である

フォトンが発見されまた多用されるようになってから、ダーカーと言う存在も発見されまた増加した。これはつまり、フォトンを使用するとダーカーが生まれると言うことではないだろうか。
エネルギーとはいつもそうで、生み出せば廃棄物が出る。火力発電で燃料を燃やせばエネルギーは生まれるが同時に使用済みの燃料は廃棄物として出てくる。
フォトンとダーカーはそれと同じ関係ではないだろうか。ダーカーはアークスの私利私欲の為に使用されたフォトンの廃棄物同然として生まれてきた。
だがそのダーカーは「人類の敵」としてアークスに殲滅されようとしている。
――ダーカーがアークスに対して敵愾心を抱かないはずが無い。

だからストーリークエスト・エピソード1外伝と言う名の本編アークス戦技大会の【若人】は「お前は何者」と言うこちらの問いに対して、
「貴方たちの、敵よ。――いや、正しくはあたしたちの敵が貴方たち、ってだけかな?
と述べたのではないだろうか。
貴方たち、つまりプレイヤーを含めたアークスはダーカーを敵として認めているが、その根拠はダーカーがこちらを攻撃してくるからと言うものに過ぎない。少なくとも何も知らない一般アークスはそう言う認識だろう。
しかし【若人】はわざわざ「あたしたちの敵」と言い直した。【若人】様を含めたダーカーからすれば彼らの敵はアークスだけに止まらない。
何故なら、ダーカーは貴方たちの都合で使用したフォトンで勝手に生み出された存在で、また貴方たちの都合で勝手に消されようとしている存在。
そう、あたしたちの敵は――貴方たちフォトンを使用する人類全てよ。


アークスが居ない惑星には大気中に含まれるフォトンの濃度が高くてダーカーは居座れない

「オラクルの向かう先々でダーカーが出現するようになった」と言う歴史がある。これは、調査の為に降下した先の惑星でアークスはダーカーの出現を目撃し、遭遇していると言うことになる。
逆に言えば、「アークスが向かわなかった惑星にはダーカーは出現していない」と言うことになる。それは敵対対象であるアークスが居ないからとも考えられるが、しかしたとえ敵対対象であるアークスが居なくても、先回りをすることによって先手を打つ為の準備をすることも、その後何も知らずに調査やって来たアークスを一方的に攻撃することも出来たはずだ。
それなのにダーカーはそれを行わない。わざわざアークスが惑星に来てからダーカーは出現する。これらを見るに恐らくダーカーはアークスが居ない惑星には出現出来ない。
それは何故か。ここで私達はアークスが居る惑星と居ない惑星に一つの違いがあることに気が付いた。
大気中に含まれるフォトンの濃度の高さだ。
アークスが居ない惑星はフォトンを使用するアークスが居ない為、大気中に含まれるフォトンの濃度は高い。
しかし、アークスが居る惑星はどうだろうか。アークスは調査の為に惑星にやって来てはどう言う形であれ便利なフォトンを使って活動する。すると、大気中に含まれるフォトンの濃度は低下する。そしてダーカーはアークスが居る惑星に出現する。いや、出現出来るようになる。
これはつまり、ダーカーは大気中に含まれるフォトンの濃度が高いと居座れないと言うことではないだろうか。
居座れるようになったらやることは一つだけ。敵対対象であるアークスを襲う、ただそれだけだ。
では、何故ダーカーはアークスを襲うようになったのだろう。それはもう一つの考察、「ダーカーはフォトンの使用によって生まれた廃棄物であると言う仮説」を参照してほしい。


フォトンとダーカーの関係から見える永遠の課題と可能性

フォトンを使用するアークスが居なくなれば、ダーカーも生まれないし、平和が訪れるのではないか。
私が考えるにアークスもダーカーも零にすることは不可能だと思われる。それはフォトンを使用しない生活にもう戻ることが出来ないからだ。
「フォトンを使用するとダーカーが生まれると言うのならば、使用しなければ良いじゃない」と思うかもしれない。
では問おう。現段階で存在するダーカーをどうするのだ?ダーカーはフォトンを使用せねば完全に消滅させることは不可能。フォトンを使用せず放置しておけば人類は一方的に喰われるだけだ。それを受け入れられるか?
もう一つ。日常的な灯りから航行用のエネルギー源にまでフォトンは使用されている。フォトンの使用を停止すると言うことは、それらの使用が不可能になると言うことだ。それを受け入れられるか?
そう簡単に受け入れられるものではないだろう。いや、受け入れることは出来ないはずだ。だが、どうすれば?
それは今後のストーリーで語られる可能性があるが、私はここに一つの可能性を示しておく。
フォトンの効率化。要するに燃費を良くすること。使用されるフォトンの量を減らすことが出来れば生まれてくるダーカーの数も減らせると考えられないだろうか。
ダーカーの殲滅にフォトンは必要不可欠だ。ダーカーはフォトンを使用せねば完全に消滅させることは不可能だからだ。だからこれからもダーカーの殲滅にはフォトンが使用されるだろう。だがその殲滅に必要なフォトンの量を減らすことが出来れば、生まれてくるダーカーの数も減らせるのではなかろうか。
これはダーカーの殲滅以外に使用されているフォトンにも同じことが言える。日常的に使用されているフォトンの消費量が減れば生まれてくるダーカーの数も減るのではなかろうか。
ただし、これは使用されたフォトンの量と生まれてくるダーカーの数が比例していた場合に限る話である。それに、効率化に成功しても極力零に近づくことが出来るようになるだけで零にはならないし、なれない。結局フォトンは使用されるのでダーカーは必然的に生まれてしまう。永遠の課題。
なお、フォトンの代用に相当するエネルギーがあれば色々と解決する話でもあるのだが、その代用が無いからフォトンなのだと私は思っている。


全アークスへの通達がプレイヤーにのみ届かなかった、その真相

まず、この出来事は14枚目マターボードを受け取った後の出来事である。

採掘場跡地域は警戒区域に指定されていた。そしてそれは全てのアークスに通達されていた。
しかし、何故かプレイヤーにだけはその連絡が届いていなかった
プレイヤーにだけ連絡が無かったこの事象は、パティエンティアとジャンから知ることが出来、別の人物それも複数人数から聞く辺り、この事象は真実なのだろう。
この事象についてストーリークエストでは全く触れられなかった。しかし、私はこちらの事象の方が本質な気がする。パティエンティアやジャンはプレイヤーにだけ連絡が無かったこの事象を、ただの連絡不届き、今の上層部が甘い、新しいことが立て続けに起こって混乱している、等と見た。

ここから先は私の一個人の意見であり、考えであり、また仮説である。
私はプレイヤーにだけ連絡が無かったこの事象についていくつか考えられることがある。

今回の採掘場跡地域は警戒区域に指定された後、三英雄は待機勧告(ただし推薦程度)が出され、三英雄が動かない・動けないから全アークスに警らの通達が来たと言う話だ。
イオ曰く、プレイヤーはプレイヤーが思っている以上にアークスの中では有名であり実力があるとイオを含めた他のアークスからそう思われている。それ故に上層部にも目を付けられているとか。
そんなプレイヤーにだけ連絡が無いなんて不自然ではないか。プレイヤーは立場的には一般アークス。普通なら警らの任務が来るだろう。なのに何故連絡が無かったか。いくつか考えられる。

一つは、「三英雄と同じく待機せよ」と言う意味だったと言う可能性。
実力が認められているプレイヤーには何かあった時に動いて欲しかったのかも知れない。しかし、もしそうならプレイヤーに待機命令が必要だ。そうでなければいつものように通常任務で採掘場跡地域にプレイヤーは訪れてしまうことになる。実際にそうだった。

他に考えられることは、警戒区域と言う危険な場所に何も知らない状態で行かせることによってプレイヤーを事故死させようとした可能性。
特に虚空機関はプレイヤーを良く思っていないだろうから死んで欲しかったのでは。直接手にかけると後処理が面倒だからね。しかし、もしそうならば確実性が無さ過ぎはしないか。実力が認められているプレイヤーがそう易々と死んでくれるだろうか。実際そうではないから今も生存しているのだろう。

他に考えられることは、時渡りの代償。時渡りをし過ぎた結果、存在そのものが曖昧となり皆の記憶から消えかけているのではないだろうか。
マターボード等を通じてプレイヤーは時を渡り、歴史を改変している。当然、歴史が変われば記憶も変わる。あの時に居たはずの者が居なかった、その逆、全ての時に居た、様々な時間をプレイヤーは保有している。だからこそ、プレイヤーと言う存在は何時何処に居たかが非常に曖昧。結果、存在そのものも曖昧となり、プレイヤーと関係の深い者またはプレイヤーと長い時間を過ごした者以外はプレイヤーを認知しにくい状態になってしまっているのでは。
もしそうならば、連絡が届かなかった理由は連絡を届ける側が「プレイヤーと言うアークスは存在していない」と記憶している可能性がある。
しかし、これを実証するものは無くただの憶測に過ぎない。実際のところどうかは不明。

・・・と、そう考えている内にとある事象に気が付いた。

プレイヤーはマターボードやシャオの導きにより同時刻内に複数存在していることから、ある時間においてプレイヤーが存在しない時間があると考えられないだろうか、と。
例えば、最初のナベリウス。ゼノとエコーと合流するパターン、マトイを助けるパターン、【仮面】に会うパターン、これらは全て事象として残っている。奥地に到達する時間にズレがあるものの、そこには複数のプレイヤーが存在していることとなる。
最初、「Aと言う選択をすればBは起こらない」と考えていた。しかしもしそうならば、マトイを救出した場合、プレイヤーはゼノとエコーに会うことは無い。つまり、ゼノとエコーの記憶にはプレイヤーは存在していないはずだ。しかし、実際は記憶されている。
つまり、マターボードで行ったルート全てにプレイヤーは実在している。別ルートは時間が必ず違う為に自分と遭遇していないだけ。
ここで疑問となるのは具体的な時間だ。
例えば、ナベリウスにおけるゼノとエコー、マトイ、【仮面】は、奥地の時間は違うが全て同じ日の近い時間に集中している。つまり、ゼノとエコーに助けられる自分が居る時間に、マトイを救出する自分と、【仮面】に会う自分が同時に存在していると言う重複、所謂ダブりが起こっている。アフィンが記憶しながらも「相棒とそんなにナベリウスに行ったっけ」と語るのは、記憶は3つあっても時間が1つしかないからだ。
これ以降は推測である。
同じ時間軸に重複すると言うことは、何処かで帳尻合わせが起こっているのではないだろうか。
つまり、自分が二重に存在する時間、何処かで自分が存在しない時間が存在するのではないだろうか。
その結果、アークス全員にあった通達がプレイヤーには来なかった。

通達されたその時間がプレイヤーには存在しなかった。

これが今回の「全アークスへの通達がプレイヤーにのみ届かなかった」の真相だと考える。


ポプパラ